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IAFによる「製造業情報連携特別プロジェクト」

IAFによる「製造業情報連携特別プロジェクト」の一環で、IoTの実証実験が2025年3月4日(火)、5日(水)に当社広島工場で行われました。

機械メーカーやセンサメーカー、ユーザなどを対象とした現地見学会、意見交換会も実施され、活発な意見が交換されました。

セーラー万年筆広島工場は文具の部品を製造しており、プラスチック射出成形工程の設備を多数導入しています。今回の実証実験はこれらの設備にIoTシステムを構築し、生産現場での有効性や課題を検証するものです。

対象設備は、プラスチック射出成形機(日本製鋼所製)、成形品自動取出機(セーラー万年筆ロボット機器事業部製)等、それぞれ装置の情報をリアルタイムで収集、送信する「IoTユニット」が組み込まれています。

情報は、専用アクセスポイント経由でインターネットにアップロードされ、離れた場所で確認できます。

「装置稼働状況」「生産数」等の生産にかかわる情報をユーザが生産計画に活用したり、「モーター負荷率」「アラーム履歴」等の装置情報をメーカーがメンテナンス時に活用したりすることを想定しています。

将来的には、収集した情報を解析して故障する前に警告を出す仕組みや、生産効率化を自動的に行う仕組みなどにつながることを期待されています。

用語:

※     IAF : Industrial Automation Forum

         IoT : Internet of things (あらゆるものをインターネットに接続するしくみ)

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